ラジカル制御塗料の特徴とは?

ラジカル塗料は新しいタイプの塗料で近年は各メーカーが力を入れて開発をしています。新しい技術でラジカルの発生と動きを抑制する特徴があり、現在最も耐久性と価格のバランスが良い塗料です。当記事ではラジカル制御塗料について解説していきます。

ラジカル制御塗料とは?

ラジカル制御塗料は名前の通り「ラジカルを制御する塗料」です。ラジカルは塗料に含まれている酸化チタンが、紫外線などの影響で劣化した際に発生します。ラジカルは塗膜の劣化を促進し、白い粉が手に付着するチョーキング現象を引き起こします。

ラジカル制御塗料とは、ラジカルの発生を抑制することで塗膜の劣化を抑える効果がある塗料です。耐久年数は12年から15年であり相場は2,500円〜3,000円程度で、シリコン塗料も耐久性がありコストパフォーマンスもよいため、現在はラジカル制御塗料が主流になりつつあります。

ラジカル制御塗料のメリットとしては、チョーキング現象(表面に白い粉が出てくる現象)が起こりにくいことや、光沢性があり汚れがつきにくいこと、作業性が高く効率よく塗装工事が行いやすいという点が特徴です。

ラジカル制御塗料のデメリットとしては、発売されてからまだ日が浅いため業社によっては対応していないという点や、濃い色を作ることができないという点があげられます。

しかし、コストパフォーマンスは高くチョーキング現象を抑える効果もあるため、ホワイト系・クリーム系など色での塗装を考えている場合はおすすめできます。

ラジカル制御塗料とは?まとめ

以上がラジカル制御塗料の特徴です。塗装の劣化の原因であるチョーキング現象を抑えることができ、コストパフォーマンスも良い塗料であるため、塗装業社からの提案も受けることが多いかもしれません。当記事でラジカル制御塗料の基礎知識を理解しておくと良いでしょう。

各塗料グレードの一覧と各グレードの違いはこちらで解説

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