塗料のグレード一覧と各グレードの違いとは?
一言で塗装と言っても塗料には様々なグレードがあり、それぞれ耐久年数や金額は異なります。塗装業社に依頼をする際は塗料グレードの話は必ず行うため、事前に基礎知識を知っておくとスムーズに話を進めることができるでしょう。当記事では塗料グレードの違いについて解説していきます。
外壁塗装・屋根塗装で使う塗料のグレードとは?
塗のグレードは大きく分けると7つあり「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「ラジカル制御型」「フッ素」「光触媒」「無機」に分類されます。
塗料の成分がそれぞれ異なり、グレードの良い塗料は耐久年数も高くなり塗装が長持ちしやすいという特徴があります。
塗装業社によって異なりますが、一般的な住宅の塗装でははシリコン塗料が使用されることが多いです。
耐久性に関してはメーカーの発表であり、また建物の置かれた環境でも変わるため、単純に耐久年数だけをみて判断をするよりも、専門の塗装業社からアドバイスをもらいながら決めていくことをおすすめします。
塗料グレード別の特徴・相場
塗料グレード別の特徴・費用相場については以下のようになります。
アクリル塗料
耐久年数は5年〜7年で、単価は1,400円〜1,600円前後が相場です。
最も安価な塗料ですが耐久年数は低く、最近はあまり使用することはありません。
ウレタン塗料
耐久年数は8年〜10年で、単価は1,700円〜2,200円前後が相場です。
密着性に優れているという特徴がありますが、現在は主流ではないです。
シリコン塗料
耐久年数は7年〜11年で、単価は2,300円〜3,000円前後が相場です。
現在主流の塗料グレードです。耐久年数と価格のバランスが良いという特徴があります。
ラジカル制御塗料
耐久年数は12年〜15年で、単価は2,500円〜3,000円前後が相場です。
近年人気が出てきているグレードです。チョーキング現象を抑える作用があり、シリコン塗料同様耐久年数と価格のバランスに優れています。
フッ素塗料
耐久年数は12年〜15年で、単価は3,800円〜4,800円前後が相場です。
価格が高いため一般住宅よりも大型物件で使用されるケースが多いという特徴があります。
光触媒塗料
耐久年数は15年〜20年で、単価は4,200円〜5,000円前後が相場です。
セルフクリーニング機能や空気浄化効果が期待できますがトラブルも多いため、現在はあまり主流ではありません。
無機塗料
耐久年数は15年以上で、単価は4,500円〜5,500円前後が相場です。
非常に耐久年数が長く、長い目で見た時のコストパフォーマンスは最も良い塗料である、という特徴があります。
塗料のグレード一覧と各グレードの違いとは?まとめ
以上が塗料グレードの一覧と各グレードの違いについての解説です。塗料選びでその後のメンテナンスの頻度は変わるため、塗装業者に相談をした上で慎重に選ぶようにしましょう。